9月に雨?

SFベイエリアは、北風=快晴という方程式が成り立つ。西寄りの風でも大丈夫。それが東寄りから南風に変わると低気圧到来ということになるのだ。乾季(4月から11月)は南風になることは非常に稀で、雨になるということは、よほどの異常気象で無い限り絶対に降らないと賭けても良いほどである。

ところが冷夏だった今年は何となく気象パターンが例年とは違う。昨日は南よりの風になり湿度が上がって、いつもの「雲一つないカリフォルニアの青い空」には地平線に入道雲が湧き出し、SFの上空も黒い積雲に覆われた。風が強くなり、そして夕立。雨は数滴という程度だったけれど、何発か雷鳴が遠くに聞こえた。

22日の土曜日は朝から低い雲が立ち込め、霧雨ではなくて、にわか雨と定義できる観測可能な量(0.13"=3ミリ)の雨が降った。

9月に雨?! 前代未聞というのは大げさかもしれないが、ほぼそれに近い異変である。信じられない!としか言いようがない。

今年はこのまま雨季が始まるのだろうか? 天気予報によれば明日辺りからまた快晴に戻るようだけれど、例年のような残暑(インディアンサマー)はないのかも知れない。

早くに初雨(?)を観測しても、その後、本格的な雨が全然降らなければ、昨年のように空梅雨(空雨季)になってしまう。それにしても9月の雨なんて初めて。