Survived the Christmas

クリスマスツリー

今年も何とかクリスマスを切り抜けた。
クリスマスは我が家にとっては一大イベント。
もっともストレスが溜まる緊張した一日なのだ。

お義姉さんは家族全員の「お荷物」である。
しかもすぐに癇癪を破裂させる性向がある。
だから彼女が来ると、誰もが、薄氷を踏むような気分で彼女の相手をする。

機嫌が良い時の彼女は、甲高い大声で話す。けたたましいという表現がぴったりの笑い方をする。
それがまた非常に耳障りなのだ。
(でもあの声は遺伝だと思う。母方の伯母達は皆、あの耳障りな甲高い大声で話すから。)
彼女は、口論の原因になるようなネタをたくさん持っている。
そして過去に何度も怒鳴りあいになったという前歴がある。

お義姉さんが来ると主人は途端に機嫌が悪くなる。
ご両親も来ていて、自分がホスト役であるはずなのに、その自覚がない。
私に彼らの相手をさせておいて、一人で自分の部屋に籠もってしまう。
そして1日中、ぶすぶすした不機嫌さが燻るのである。

今年も、お義姉さんは「お行儀がよかった」。
短気を起こすこともなく、ご両親と口論になることもなく、平穏な時間が過ぎた。
一人機嫌が悪かったのは主人のみである。
何が気に入らなかったのか私にはわからない。

なんだかんだ言いながら5時半にはディナーが食卓に並んだ。
(楽しみにしていたワイルドライスは炊き上がるのに2時間もかかり、ちょうど食事が終わった頃出来上がったが。)
グラスを割ることも、ワインをこぼすこともなく、声を荒げる必要もなく、平穏無事に食事は終わった。
そしてプレゼントをたくさんもらったお義姉さんはご両親に送ってもらって帰っていった。

5人分のお皿とグラスを洗っている一人の時間は、本当に平和なひと時だった。
これで今年の嫁としての義務は終了だ。