藤原正彦先生に会ってみたい!:遥かなるケンブリッジ

昨日、仕事をほったらかして一気に読んでしまった『遥かなるケンブリッジ』はお勧めの1冊です。
まだ藤原正彦氏の著書を全部読破したわけではないけれど、その日は近いと思っています。
そして、通常、読んだ本に書き込みをしたりすることはないけれど、藤原氏の著書に関しては、ブログでコメントしたり、ワークショップで講義のネタに拝借すべく、印をつけています。

藤原先生の思想や価値観に賛同するファンは大勢いると確信できますが、その一人としてやっぱり先生に会って直接話がしてみたいですね。彼のユーモアと機転の速さには憧れますし、教養の幅と深さには圧倒されます。アメリカとイギリスと日本の良いとこ取りをしているBest of three worldだと思います。

そして「外国に出ると妙に愛国精神に燃える」という点には全く同感で、日本の将来を憂い、思考と人格形成の基礎となる日本語(国語)教育をもっと強化すべきという点も全くその通りと盛大な拍手を送りたいです。

私は一人の生徒の家庭教師を数年にわたって行うというケースが2回ほどあったけれど、あの時『遥かなるケンブリッジ』を読んでいたらイギリスのプライベートスクールやカレッジのテューターを意識して、もっと親密な関係が結べたかもしれない。とは言うものの、単に試験の点数を上げるための家庭教師ではなく、問題との取り組み方、勉強の仕方を習得してもらうことに力を入れたつもりだし、本人の能力やタイプを判断しながら個人にあった指導をしてきたつもりだ。

なぜ、こんなことをブログに書くのかというと、どうせ個人の日記なのだから何をどう書いても勝手だという開き直りと、万が一誰かがこのページを読んで「それなら藤原氏に紹介してやろう」なんて気になってくれたらという密かな期待と下心もあるのであります。
藤原氏にお目にかかれるのであれば、同級生で藤原氏の勤務される大学の教授になっている人のコネを使ってなんてことも実は考えてはいるのですが、さすがにその同級生とは同じクラスになったことがあるかどうかも怪しいくらい疎遠だった同期生なのでコネとは言えないコネなのです。

まあ、あちらこちらで藤原先生の大ファンである、願わくば奥様を交えて三角関係を結びたいなぞとほざけば、どこかでお目にかかる機会も生まれる矢も知れないと考える次第です。