文化的な生活

主人が急に「Academy of Science(SFゴールデンゲートパーク内にある自然博物館)」に行こうと言い出した。どういう風の吹き回しか知らないが、私のスケジュールに合わせて年休を取るという。こんなことな滅多にないので、さっそく今日、行って来た。


実は昨夜遅くまで電話会議があり、しかも今朝は早朝7時から別な電話会議だったので、目がしょぼしょぼ。それなのに私が運転役になってしまい、爽やかな秋晴れに恵まれた真っ青な空が目にしみる。(車中で居眠りしようと思ってたのに、、、。ダンナの嫌がらせか?)


この博物館に来るのはなんと29年ぶりである。初めてアメリカに来た時にホストファミリーが連れてきてくれた以来である。最近改装されて、2週間前に新装オープンしたばかりだ。(それで主人が来たかったらしい。)こじんまりした博物館に水族館とプラネタリアムが併設されている。建物の中央が3階まで吹き抜けになっており、外壁は全部ガラス張り。今日のような晴天の日は明るい太陽と真っ青な空が見えてとても気持ちがよい。屋上はルーフガーデンを作っていて、カリフォルニア原産の野草を一面に植えている。中央のドームは蝶々を飼っている温室になっていた。(この手の蝶々室は最近流行りで、デンバー郊外のバタフライパビリオンやNYの自然博物館に大規模なものがある。)SF科学アカデミーの温室はかなり小規模で蝶々の数、種類は限られていてちょっと残念。

プラネタリアムも3DのIMAX的なショーも毎時間上映がある。「もろい地球」と「Bugs!(昆虫)」の2本を見る。
平日のせいか、来場者の大半は幼稚園前と思われる幼児とそのおじいちゃん、おばあちゃん達が半分以上だ。


連日、翻訳と電話会議に追われていた毎日だったので、ちょっとした息抜きになった。
普通の人はこういう文化的な生活、ちゃんとQuality of Lifeがあるんだろうなと思うと自分が情けなくなる。(でも今やっている通信関係のプロジェクトは自分自身がこの内容のエキスパートの一人と自負しているので楽しくて仕方がないのだが。)