勇気ある撤退

「勇気ある撤退」について書きたいなと思いながらも構想がまとまらずにいる。
どうせ日記なのだから、思いつくままをダラダラと書き並べればよいとは思うのだけれど。
でも実話を書くわけにはいかないので、うまい比喩を考えなければならない。これが一苦労だ。

でもいつか書こうと思っているのでplace holderとして項目だけは書いておいた。
Place holderを英辞郎で検索してみたら、記載がなかった。(残念。)


私の母は私に夕食のお使いを頼むとき「何かおいしいもの買ってきて。」と言う。この手のリクエストは本当に厄介だ。そもそも私は献立を考えるのが嫌いだし、日本に住んでいないので食の嗜好が変わってしまっている。例えば、肉料理が食べたいとか鍋物がいいとか刺身がいいとか何か言ってくれれば、こちらから提案もできる。でも私が「おいしい」と思うものを買っていっても必ず「ええっ、こんなもの!?」とケチがつく。


母は、「素敵なお洋服が買いたい。」と言う。「きれいな色のものが欲しい」とも言う。
でも長袖のセーターがよいのかワンピースなのかコートなのかズボンなのかこちらには理解できない。
母は「何でもいいのよ。きれいに見えるものであれば。」とのたまう。
「デパートに連れて行ってあげるから自分で好きなのを選べば?」と私。
「でも足が痛いし、出かけると疲れるから。」と母。


全然「勇気ある撤退」との関係性が見えてこない。でもこれがイントロなのである。
顧客の要望が理解できていないということが根本的な原因。
いくら尋ねても明快な回答が返って来ないので、「もっと詳しく説明してください。」と言っても埒があかない。それならどうすればよいのか。

(続く)