もう9月も半ば 雷鳥

お隣のジムさんは「お宅では毎日雷鳥が見られるよ」と言う。でも私は一度もその姿を見たことがないので、今朝を意を決して早起きすることにした。7時半頃が狙い目と聞いたので、7時に起きてまずコーヒーを入れる。(私の一日はまずコーヒーから始まる。)1杯はマグカップに入れ、2杯目用は保温ポットに入れ、双眼鏡を持っていざ出発。
ちょうど朝霧が晴れ始め、よい兆候。

30メートルもあるようなセコイヤ杉のてっぺん辺りを帯尾鳩(Band-tailed pigeon)が群れを成して飛んでいる。(最近彼が一番ずうずうしい居候になっている。)
藪の入り口にはユキヒメドリ(junco)が種を啄ばんでいる。彼らは昼間でも花壇でこぼれ種を食べているのでお馴染みだ。
遠くではカラス、アオカケス(blue jay)が汚い声で騒いでいる。
しばらくすると北側の雑木林で鳥の声がする。そう、あの「声は聞こえど姿は見えず」という謎の鳥だ。鳴き声は特徴的なので一度、何の鳥かわかれば二度と間違えない。けれども声と姿(名前)が一致しないのだ。
しばらく待っても雷鳥らしき声も姿も見えない。


鹿が飛び跳ねているらしい枯葉の音がする。あれなら一頭だけだ。
そのうち、犬が遠吠えしているような声がした。あれは七面鳥。遠く離れたところで呼応している。二羽で会話している(?)。どこで朝食を食べようか相談しているに違いない。餌場の方には寄って来ず、南へ山を降りて行ってしまった。
彼方ではLBBのかわいい声もしている。十姉妹系?すずめ系? 姿が見えないので声だけでは判別できない。
それでもまだ雷鳥は現れない。


おかわりのコーヒーも飲んでしまったし、今日は雷鳥との遭遇は失敗ということで引き上げた。

8時前は晴れそうだった霧は、お昼には低い雲となって居座っている。
今日は南風に違いない。低気圧が近づいている証拠。
もう夏も終わりそうだ。