パタゴニア2日目

MickieG2009-11-11

2日目の朝もうす曇。パイネグランデはその頂上を雲の中に隠しています。
お隣のマシフもホーンの部分は雲の中。ここからはタワー(Torres)は見えません。

昨夜も一晩中、強い風が吹き付けていました。ここはこんなに厳しい天候の場所なのでしょうか。


今日から早速、パイネの観光が始まります。昨晩紹介されたコースはいくつかありましたが、やっぱり目玉のLago Greyの氷河を見るのが第一優先。これは終日コースのハイキングで、朝7時にホテルを出て、ホテルのボートでLago Pahoeを渡り、Paine Grandeの麓まで行って、そこからLago Greyに向かって歩くという約3時間コース。1時にLago Greyのボートが拾ってくれることになっているので、それまでにランデブーポイントに到着していなければならないという時間に制約されたコースでした。

どんな服装が適切なのか全く見当がつかない。外は曇り空。霧雨が舞っているという状態。けれども風が強すぎて傘なぞ全く役に立たないのです。重ね着で対応するしかないと判断した私の服装は:

ヒートテックタートルネックの長袖シャツ
ワッフル網のコットンの長袖シャツ
フィラのスポーツシャツ。(ラバーウレタンのような素材。厚手で暖かく、撥水性がある。)
ケンブリッジ大学の厚手のフリースジャンパー
グンゼの厚手のタイツ
コットンのレギング
防水パンツ
コットンのハイソックス
薄手の完全防水レインコート
毛糸の手袋+ニットキャップ
マフラー
ハイキングブーツ

ハイキングを始めてすぐにワッフルシャツ+フリースの厚手ジャンパーは暑過ぎることに気がついてフリースはパックへしまう。
実はマスクもしていました。鼻が冷たくなるのを防ぎ、唇の乾燥を防ぐのにガーゼのマスクはとても効果がありました。(マスクの効果は冬のジョギングで実は確認すみだったのです。)


初めて見る氷河の蒼さに圧倒されました。圧迫され、圧縮されて、中の空気が抜けてピュアな氷になるとあの青さになるのだそうです。目の前で氷河が崩れ落ちるところは見られませんでしたが、パォーンという拳銃を発射したような音(氷河が割れる音)を聞きました。

パイネの氷河は、雪が万年雪となり、それが滑りおちてくるタイプのものです。アンデス山脈の中はかなりの積雪量になるのでしょう。この乾燥地帯の平地からは想像もつきません。毎年、氷河は縮退しているそうです。地球温暖化の証拠です。