りんごの収穫 間近 その2

今週末もまたルックアウトランチに来た。
そろそろゴールデンデリシャスが収穫できるかな、という期待があったからだ。


(その他にもサマースクワッシュがちょうど良い大きさになっているはずだったので、楽しみにしてやってきたが、今回もまた何者かに先取りされてしまった。リス? ねずみ? 鳥? スクワッシュを盗むような小動物なんて想像が付かないけれど、何物かが盗んでいることは明らかだ。)


う〜ん、期待のゴールデンデリシャス、まだちょっと青い。(英語ではグリーン)
若い、固め酸っぱめのりんごが好きな人にはぴったりかも。
後で一つ試してみようと思うけれど、まだ最盛期には1〜2週間早そうだ。




お隣のピンクレディ。こちらの最盛期は11月末なので、まだ時期尚早であることは承知している。毎年、待ちきれずに早く取ってしまって主人に怒られるので、今年はじっと我慢して待っている。
ところが、今年は花の咲くタイミングが悪くあまり実がならなかったのに加えて、実は小さいし、変形していたりして、うまく育っていない。数も少ないのが残念。本来であれば、一番私が好きなタイプ。




今年の期待の星はフジ。今までで一番実りが良い。昨年よりも一回り大きな実がたくさん付いた。こちらの収穫は早くても11月初めだが、ゴールデンデリシャスの熟し方を見ていると、今年の収穫は例年よりも遅れそうな感がある。日本のフジと比べると一回りも二周りも小さいし、甘酸っぱさが残っている、改良前の古き良き時代のフジという感じ。




アーカンソーブラックは、例年よりもだいぶ実が小さい。一昨年は大粒だったけれど中がスポンジの如くスカスカで食べられなかった。去年は大量に取れたけれど、逆に水気が少なく高密度のダンボールのようで全然味がしなかった。アーカンソーブラックは実は「成功」したことが未だかつてない。生で食べるのが良いのか、パイにしたり、ジャムやアップルソースにするのが良いのかもまだよくわからない。11月末、感謝祭の頃になると赤味が深くなって赤黒くなる。アーカンソーブラックという名前の由来である。



ボブさんはアーカンソーブラック大好きというので、きっと何かおいしい食べ方があるに違いないと思う。


最後はスノーアップル。一番新入りで植えてからまだ数年しか経っていない。木そのものもまだ小さく、去年は10個くらいしか実が付かなかった。今年は付いた数は倍増して20個くらい。でも先週3個、今日、9個も落ちていた。また収穫する前に全部落ちてしまうかもしれないと不安が募る。でも落ちていた9個のうち5個はまったく痛んでいなかったので、早速食べてみた。

その名の如く、果肉は真っ白。シャーベットの白さなのだ。既にかなり甘い。フジや紅玉のような甘酸っぱさがほとんどないので熟したら糖度がかなり高くなるのではと思う。今年のスノーアップルは昨年よりも一回り大きい。やっと根が落ち着いてきたのだろうか。


元々この木は樹齢400年と言われる木を株分けしたもの。りんご栽培家の人が「貴重な品種」として分けてくれたものだ。(また株分けが必要になったら協力するという約束で売ってもらった1本であるが、このりんご栽培家のニコラスさんは数年前からアルツハイマー症が進んでいるとかでおそらく現役復帰はなさそう。残念なことである。彼はとてもよくりんごや梨のことを知っていた地元の栽培家で、これからも何本か彼のところから買おうと思っていたのである。息子さん達はまだ小さいので家業を継ぐところまでは行かないだろうに。


せっかくりんごの収穫を楽しみに来た今週末だけれど、まだもう少し待たなければならないようだ。
私はじっと我慢して待っているのが苦手。ついつい、待ちきれなくなってしまうことが多い。

23日の週末は出張で来られないので、30日まで待つか来週またチェックするか。
微妙なところである。