「英語論文の書き方」講演@スタンフォード大学

MickieG2011-05-06

5月7日にスタンフォード大学のクラークバイオエンジニアリングセンターの一室をお借りしてセミナーを開催しました。
主催は、ジャパン・バイオ・コミュニティでスタンフォード大学が協賛。

バイオやライフサイエンス関係の研究者が中心で集まると聞いていましたが、シリコンバレーのバイオ関係の企業や研究機関に所属する方々の他に、バイオ関係の投資機関の駐在員(彼ら自身もバイオの研究者)や、UCバークレービジネススクールスタンフォードロースクールの研究生、鹿児島大北米センター長も参加してくださって、受講生は40名を超えました。


今回は質疑応答を含む2時間のセミナーだったのでしたが、

日本で投稿する論文のアメリカで投稿する論文の違い
 タイトルの付け方
 結論のまとめ方
 データ解析や考察の仕方
などを中心に説明し、いくつかの用例を使って推敲の練習(の真似事)もやりました。


さすが米国に住む研究者の方々、セッションの途中でどんどんと質問や感想が入り、手応えを感じながら講演を進めることができました。

ふだん、タイトルを決めるのにあまり時間も手間もかけていなかったけれども、実はタイトルが選考の一次審査に相当すると説明した時には、みんな、大きく頷いてメモを取ってくれました。


ほんのちょっとした「物の言い方」を工夫するだけで、同じ内容を言っているにも拘わらずその印象に大きな違いを出すことができるのだということを、みんな理解してくれたようで、今回のセミナーの目的は達成できたかなと思いました。


セミナーの資料作りにこんなに時間をかけたのも珍しいのですが、その甲斐あって、時間の配分もぴったりだったし、話たかったポイントは全てカバーすることができました。

本当はワークショップ形式にして、受講生が自分で自分の論文を推敲するスキルを練習したいと思ってます。


今回はお声掛けをしてくれたのがJBCというバイオ関係だったので、題材に使った論文が全てバイオ・ライフサイエンス関係でしたが、次回は文系の論文を題材にして同様の講演をして欲しいという声もあがりましたし、駐在員の英語をブラッシュアップするビジネス英語の講演の希望も出たので、今回のセミナーはまずは成功したと言ってもよいかと思います。


セミナー後は、数人の有志でスタンフォード大学近くのピザ屋に行きました。台が薄いタイプのとってもおいしいピザでした。このピザ屋さん(Pizza My Heart)、お勧めです。(チェーン店らしいです。)