100GHzのCPU 21世紀の半導体技術

画期的な発想の転換をしないと、このままの設計製造方法では物理的な限度にぶつかるという半導体素子の技術。でも今日のセミナーを聞く限り、その問題は数年後には解決されるらしい。しかも日本発の技術で。

この問題は、制約の根本原因を突き止め、それを学問的に解決すれば、後は製造技術を向上させることで問題を解決することができる。それが学問の応用ということだろう。

東北大学工学部の研究成果で、今、「世界一」を目指す会社とのみ共同で開発中なのだそうだ。日本の半導体メーカーがなかなか「世界一になりたい」と言わないと嘆いていた。20日にはスタンフォード大学セミナーが行われる。きっと米国企業がすぐに共同開発に手を挙げるのだろうと思うとちょっと悔しい。

今日のプレビューには日本の半導体メーカー各社が参加していたけれど、現場レベル(もしくは米国駐在)なので、デシジョンメーカーでもなければ研究所長でもない。彼らが本社や中央研究所に連絡したら、本体は動いてくれるのかしらん?経営幹部はもっと現場からの声や要望を吸い上げる構造が必要ですね。特に大きな会社は。