化粧水パックの効果

母は78歳になった。なんだかんだ言いながら、気丈で、健康を保ち、一軒家で独り暮らしをしている。(「高齢者の独り暮らし」だ。)この先どうしようかと心配にはなるが、今から心配しても仕方がないしとも思う。

ところで、母は悪気はないのだろうけれど、他人のことを批判こそすれ褒めるということはまずない。向上心の塊と言えば聞こえはよいが、下手すると批判ばかりしているようにも聞こえるため、彼女の話相手をするとかなりストレスが溜まる。自分のことを批判されても他人の批判を聞かされてもストレスには変わりない。

その彼女が最近、唯一ポジティブなことを言った。

私の肌の状態が良くなったというコメントだった。

20数年、カリフォルニアの強い日差しに焼かれて、しみ、そばかす、小じわがたくさん出ている私。時たまエステに行ったからといってどうなるものでもない。ちょっと気になっていた。かといって毎月何万もかけて手入れをする気にもなれないし、化粧品に投資をする気にもならない。

そこで、お金も手間もかからない方法を試してみることにした。

(1)運転する時は必ずバイザーを着用する:着用すると溶接工がお面をつけているような状態になるヤツ。かなりみっともないし、交差点で並んだ車は必ずぎょっとした顔をして通り過ぎていく。でもどうせ知らない人だし、二度と会うことはないと割り切って、常用している。夏場のそばかす防止にかなり役にたっているような気がする。

(2)洗顔後のパック:洗顔は1年ほど前から泡洗顔に切り替えた。洗えるコールドでマッサージしながらメークを落とし、その後、泡洗顔。化粧水をつけて、市販のマスクで数分パックして保湿を目指す。後は乳液かクリームで保湿。

どうやらこの化粧水パックが利いてきたらしい。いつもなら夏場に濃くなるそばかすが濃くならなかったし、赤味が気になっていた頬も少し赤味が薄らいだように思っていた。そばかすは消えないが、ファンデーションを塗るとあまり目立たなくなる程度に薄くなってきたようにも思える。

ファンデーションを塗る前にかなり保湿クリームを塗るのだが、以前なら脂が浮いてきたのに、最近は夕方になってもファンデが崩れることがない。(それだけ脂気が抜けてきたのかも)

そうしたら、先月、母が、「最近、そばかす薄くなってきたんじゃない?前はずいぶんひどかったけど。」と言う。彼女の口からこんなポジティブなコメントが出てくるなんて信じられない!

(もちろんその後には、「高い化粧品使って、ちゃんと手入れしないとダメよ。もう歳なんだから。」といつものコメントがついていたが。)

化粧水パック、だまされたと思ってお試しあれ。