女性幹部の活躍

アメリカには女性幹部が少なからずいる。
子育てをしながら、家庭と仕事を両立させるだけでも大変なのに、役員としてバリバリに活躍しているのだ。会社側も、「女だから」を差別要因にせず、逆に「女ならでは」として活用している。

今日は、某シリコンバレーの会社で、女性のグリーンICT担当役員のプレゼンを通訳した。

何に驚いたかって、彼女の雄弁さ! 立て板に水のスピードで、よどみなく、次から次へと言葉が出てくる。かといって、「早口にまくし立てる」という感じではなく、難しい単語をちりばめるのでもなく、平たい誰にでもわかる言葉が、勢いよく湧き出してくるという感じ。

自己紹介はなかったけれど、すごく頭の回転が速い、切れ者の弁護士という感じだった。
環境問題の渉外担当役員だから、法務のバックグラウンドを持っていても不思議ではない。
大柄で、プラチナブロンドで、愛嬌のあるなかなかの美人顔。
彼女は、性別とは無関係の自分の才能が、女性であることによって120%に活用されている。

彼女が大統領候補だったら、みんな、親近感を感じるとともに、その能力を高く評価することだろう。

周囲を圧倒しながらも、反感を買わない、特殊な魅力とオーラを放っていた。