Ikeaと京セラ Lesson learned

父が亡くなった後、包丁と研いでくれる人がいなくなって困るわと母が言うので、包丁研ぎ器を買いに行った。数種類あったが、京セラの製品を買うことにした。しめてお値段は2100円。

「便利よぉ。しゅっしゅっとやるだけですごく切れるようになるのよ。」と母の評価。私も買うことにした。バス代と電車賃まで含めると計2820円。

その3日後、近所のイケアに行った。見覚えのある包丁研ぎ器が並んでいる。
あの京セラのやつにそっくりなのだ。イケアは廉価商品が中心であるのに対し、京セラは高級品というイメージ。
それにイケアの包丁研ぎ器は6ドル95セント。700円強だ。同じ商品で値段がこんなに違うはずはないと思いながらも、そっくりの外見が腑に落ちない。

帰ってきて引き出しの京セラ包丁研ぎ器を見るとMade in Swedenと書いてある。
あらまぁ、OEM製品ってこと?

アメリカは領収書さえあれば返品可能だけれど、日本では不良品で無い限り、まず返品も交換もできない。それに日本まで返しに行くことは不可能だ。

イケアだから安かろう悪かろうということでもない、ということなのか京セラでも高級品ばかりではないということなのか、今回の教訓は何だったのだろう。