トイレの電話

実家のトイレに電話(子機)を設置した。

一番の目的は、高齢者の一人暮らしである母が万が一トイレで転んだり、急に何かが起きた時に、119番なり知人なりに連絡が取れるようにするためだ。友人のお母様がトイレで転び、骨折したのに、家人が夕方帰宅するまでその状態だったというニュースを聞いて以来、トイレに電話を設置しようと考えていた。

万が一というのは滅多に起きない(願わくば永久に起きないで欲しい)事態である。
でもトイレの電話機というのは案外便利なものである。

便秘症の母は、せっかく便意を感じたのに電話が鳴って慌てて出てきてしまい、便意を喪失した経験が少なからずある。これからは、すぐに電話に出て「今、手が離せないから後でかけ直す」と言うことができるようになる。(もしかしたら、トイレにいることは内緒で、ゆっくりと長話するかもしれないが。)

子機なら電源さえ確保できれば、場所をとらずに設置することができる。
ただし、ウォシュレットの電源アダプタも子機のアダプタも大型で、通常の2つ並びのコンセントに両方挿すことはできないのが難。仕方がないので延長コードを挿して、子機は棚の中に収納しておくことにした。

ちなみに私の自宅は各部屋に電話があり、3つある洗面所にもちゃんと一つずつ子機を用意している。