電車の異臭 Odor in a train

日本に来ると、電車で通勤する。
田園都市線の朝のラッシュは有名だ。
非常に大勢の利用客があるが、車内はいつも清潔だし、不快感はない。

ところが、今朝、7時台の準急に足を一歩踏み入れた途端に、「うっ」と来た。公衆便所の臭いがする。
汗や人いきれの臭いではなく、間違いなく公衆便所の臭いだ。

今までこんなことは30年来の利用の中で一度もなかったことに改めて気がついた。


始発駅に程近いため、まもなく超満員になるこの準急も私が乗った時はまだ十分に空間が空いていた。座れはしないが、吊り革はまだたくさん空いていたのだ。周囲を見渡しても、この異臭の原因になるようなものは見当たらない。
誰かが失禁したのとはぜんぜん違うあの公衆便所独特のにおいだった。


たまたま私が乗った車両に何か原因があったのか、たまたま別な臭いを「公衆便所の臭い」と私が捉えたのか、その辺は不明である。


17日の火曜日の朝は何事もなく平常どおりだった。