後片付け: 年賀状の処分

明日から平常に戻るので、今日は実家のこまごまとした雑用を片付けています。

そんな中で着手したのが、ここ数年分の年賀状の処分。
父の体調が思わしくなった頃から年賀状の整理がなされなくなり、他界した2年前からはまったく未着手で、机の上に溜まっている。

年賀状なので粗末な扱いはできないし、個人情報漏洩に敏感な最近は紙類と一緒にリサイクルに出すわけにもいかないし。皆さん、どうやって年賀状は処分されているのでしょう?

色々悩んでいても全然片付かないので、思い切ってえいやっの気分で処分することにしました。手回し型の裁断機(とてもシュレッダーなんて呼べない代物)で、1枚ずつ裁断しています。
年々頂く年賀状の枚数が少なくなっていた老父母でしたが、それでも数年分が溜まっていると100枚や200枚はありそう。だんだん面倒になってきました。思い切って全て片付けてしまいたい反面、飽きてきて最後までできそうもない雰囲気。


母は面倒臭いことはすぐに何かと理由をつけて人に押し付けるし、弟は長男のはずなのにあまりアテにならないというか役に立たない。結局、私がやるはめになる。まあ、自分でやれば好きなようにもできるし、自分がやれば気が済むからいいのだけれど。


郵便局に持ち込めば、業務用裁断機で効率よく処分、廃棄してくれるというサービスがあるとうれしいな。


平成17年の年賀状を書く頃は、父はまだ小康状態を保っており、いつも通りの達筆だった。ところが平成18年の時は、既に筆を持つ手が安定せずかなり字が乱れている。宛名書きの手が震えているのを見て母がこんな年賀状を出すのは恥ずかしいと言ったことに、非常な怒りを覚えたことを思い出しとっても悲しくなった。あの頃から万が一にことを考えるようになり、毎月父の様子を見に帰国するようになった。でも、残念ながら父娘二人でゆっくりと語るということはまずなかった。父も面と向かって娘と話をするのが苦手だったのかもしれない。いろいろと聞きたかったこと、話たかったことはあったのになぁ。と後悔は先に立たない。
母は自宅介護は大変だからと早々父を入院させてしまった。そして私がお見舞いに行っても「遅くなるから早く帰りなさい。」と気丈なところを見せていた父。でも本当は人一倍寂しがりやで、いつも誰かが傍にいてくれないと安心できない人だった。私が子供の頃はほとんど単身赴任だったし。寂しがりやのお父さんがどんな気持ちで単身赴任していたかと思うと心が痛む。