遥かなるパタゴニア

MickieG2009-08-17

今年の11月にパタゴニア、パイネ国立公園に行く。
昨年行こうとして準備が間に合わず、今年に延期になった旅行だ。

約1年かけての準備万端整えようとしているのだが、やっぱり思う通りには行かない。
(1)まず、目的のホテルは最寄のプンタアリナス空港からバスで5時間という距離にある。ホテルと空港間は送迎バスが出るのだが、週に2回のみとなっている。従って、到着と出発の日をそのスケジュールに合わせなければならない。


(2)高緯度南半球の11月は春爛漫(?)の季節らしく、ピークシーズンでうっかりするとフライトが確保できない。既に狙っているフライトはほとんど空席がない状態で、到着・出発日の制約とフライトの空席状況をマッチさせるのに、一苦労も二苦労もしている。フライトが空いている日は送迎バスの無い日であり、送迎バスがある日はフライトが空いていないということ。もちろん、11月上旬という時期をずらせばよいのだが、これはこれで諸般の事情から成立しない。


(3) それでもやっとのことで、フライトを確保し、ホテルも確保し、一安心したところへ、サンチアゴ−プンタアリナス間のフライトスケジュールが全面改訂になったことが判明した。今回サンチアゴへはSFから何とカナダのトロント経由というかなりの遠回りをして行く。(さもないと、各駅停車のごとく南米の各都市で3箇所くらい乗り換えないとならないのだ。) なので乗り継ぎが容易ではない。プンタアリナスから先まだ5時間もバスに揺られなければならないことを考えると、サンチアゴまたはプンタアリナスで1泊が必要になる。やっとアレンジした乗り継ぎ便だったのに、スケジュール変更によって仕切り直しとなった。SFからサンチアゴまでの分まで予約を作り直そうとすると、もうホテルの送迎スケジュールとマッチしなくなってしまうため、その区間の分はあきらめることにし、サンチアゴ−プンタアリナス分にフォーカスする。

南米の航空会社の運航は全然当てにならないという恐ろしい噂も耳にするので、保険だと思って変更可能なチケットを手配する。国内線なのに往復一人9万円というびっくりするような高額だ。SFからプンタアリナスまで通しで買った場合の約40%に相当する。信じられな〜い! それでも仕方がないと覚悟し、大枚はたいて購入。(それなのに今回のスケジュール変更になるのだからたまったものではありません。)


ところが、色々と調べていくと、Chili-tours.comという手数料無料のサービスがあることを発見。ここを使ってパイネ国立公園近くのホテルを予約すると2泊が無料になり、かつ格安航空券も手配してもらえて、しかも手数料はタダという信じられないようなサービスである。サンチアゴのホテルは1泊約300ドル、プンタアリナスのホテルも約200ドルなのでそれだけでも5万円以上の節約になる。そしてサンチアゴ−プンタアリナスの航空券は変更不可のフライトに変えればなんと10万円以上の節約になるのだ。そんなことってあり?


私の案件を担当してくれているのはCeciliaさん。スペイン系だと思うけれど、英語も堪能で、メールでのやり取りは丁寧かつ迅速だし、電話での応対もとても親切で、彼女の方からいろいろとアイデアを出してくれる。アメリカでは絶対に考えられないようなサービス精神旺盛な人だ。出発前2ヶ月前になると、キャンセル料だの手数料だのがかかり始める。アレンジを変えるならば今しかない。


ホテルと直接行った予約Ceciliaさんの勤めるLATINTRIP経由に変更しなければならないが、いったんキャンセルしてクレジットカードへのリファンドに3%の手数料がかかるという。LANTRIP経由で入れ直した予約はまた同じクレジットカードにチャージされるのだからリファンドは不要のはずという交渉をセシリアさんは自ら引き受けてくれた。既存のフライト予約のキャンセルは自分で入れて、新たな予約は彼女にお願いする。たとえ3%のリファンドチャージを払ったとしても10数万円の節約効果は大きい。


セシリアさん、この旅行が無事に終わったら、LATINTRIPを色々なところに紹介しますね。そして少しでもLATINTRIPのビジネスに貢献したいです。