見事なオーロラショー

この日、正午前にサンフランシスコを出発してロンドンへ向かった。
この便に乗る時は、必ず左の窓側席(A列)を取ることにしている。
ハドソン湾上空から北大西洋を通ってイギリスへ北から進入するコースを取るこのフライトでは、オーロラが見られる確率が高い。今は秋分の時期なのでオーロラが活発な時期。
とても楽しみにしていたフライトだった。

いつもはハドソン湾上空に差し掛かった頃から見え始めるのだか今回は見えない。
珍しくハズレかなと思いきや、アイスランドに近づいた頃から見え始めた。

しかもカーテン状に縦にユラユラと揺れるオーロラを見たのは私も今回が初めて。
濃くなったり薄くなったりしながら、どんどんと形状を変えていく。
次第に背が低くなり帯状になってしまってもう終わりかと思うと、また少し方向を変えて(飛行機が進路を変えただけかも知れないが)飛行機雲みたいなものが見えてきたかと思うと、カーテン状になっていく。

感動!

残念ながら色は今回も白なので、華やかさはないが、形やゆらめく様子は絵葉書の通りだ。
飛行機の窓から私のデジカメで撮った写真は、そのままでは何も写っていないようにしか見えない。
少なくともかなりの処理が必要で、処理をしても見える状態になるかどうかは保証の限りではない。
(キャノンEOSの高級カメラを預ける荷物の中に入れてしまった主人はとてもがっかりしていた。)


このフライト十中八九、オーロラが見えることは以前にもブログに書いたかも知れない。
オーロラウォッチャー向けの北欧やアラスカツアーはかなりの料金だと聞いたことがある。
オーロラファンの皆さん、物は試しということで、西海岸発ロンドン行きのフライトを、もし可能であれば春分秋分前後の時期を狙って、乗ってみてください。成功確率は高いと思います。

追伸:なぜA列の席かっていうと、進行方向左側は北側に相当するからです。