通訳がいったん引き受けた仕事を断る時、、、、

10月はカンファレンスシーズンなので、どの会議通訳も早くから予約が入る。
毎年、同じイベントを受諾している通訳は、当年の会議の終了時に来年分の予約が入ることもざらである。

私も同じように、昨年のカンファレンスの終了解散時に、通訳チームの5人には、今年の分を依頼しておいた。もちろん詳細のプログラムが決まるまでは発注書を出すことはできないけれど、毎年のイベントであり、確定案件であることは皆承知していた。

それなにの、、、、。

5名中4名が、この時期に来て、対応不可を言って来た。
理由はさまざま。
数日前には資料発送のメールも出してありのに、今夜、発注書の発行と入れ違いに連絡があった人もいる。

そして一様に、「まだ契約書にサインしていないから、、、」と言うのを口実にキャンセルしてくる。

10月の業務の代理を探すのはとっても大変なのだ。だから去年のうちに予約しておいたのに。
いくら口約束でも、いったん受諾した業務に対しては責任を持つのが通訳だと思っていたのに。
私が甘かったのかしら?

やっぱり契約書が交わされていないとダメということ?
口約束は無効ということ?

いろいろな事情があったり、予期せぬ事態が発生することもあるでしょうから、キャンセルは仕方がないにしても、いったん引き受けた仕事を降りる時には代理を探してくるのが常識では?
そのくらいの責任感は持って欲しいのだけれど。