ワイナリーのプライベートツアー
今年はワイン用のぶどうの収穫がいつもよりも遅いようだ。
ルックアウトランチに来る途中にある広大なソノマワインカントリー。
この時期になると発酵し始めたぶどうのツンと鼻に来る香りがするのだが、今年はまだ。
Cloverdale、Ukiah、Yorkvilleのぶどうもまだ枝に残っている。
今なら、まだ収穫前のぶどうの写真が撮れるかもしれない、と思ってマライアワイナリーにお願いした。
www.mariahvinyard.com
「ハロー、ミッキー。写真を撮りに来たいんでしょ。いつでもいいわよ。」とヴィッキーさん。
「わぁ、ありがとう。これからすぐ行きますね。」
昨日は一部を収穫したよ、とオーナーのダンさん。でもまだあと1週間位は待ちたいのだそうだ。
shrivelと言われる萎びが出始めないと摘み頃ではないらしい。
萎びが出ているぶどうはまだほとんどない。
雨期が始まらないうちに摘まなければならないし、完熟するまで1日でも長く待ちたいし。
ぶどうの収穫は全て手作業。
ヒスパニックやアメリカンインディアンの人達が日雇いで収穫する。
(野菜や果物の収穫はこのヒスパニック系(ほとんどが不法滞在者)で支えられている。そのため、不法滞在者を無くすことができないのが現状。)
写真を撮りながら、時々、一粒味見をする。
甘酸っぱいさわやかな香りが口いっぱいに広がる。
1時間も散策すると、小さな一房分くらいは「試食」してしまったかも。
噛みしめる皮が甘い。
種なんて全然気にならないけれど、1粒にだいたい3個ずつ種が入っている。
種も皮もペッと吐き出したって、誰も何も言わない。
真っ青な空の下写真撮影と散策を続ける。
マライアワイナリーは約10万坪。
この辺りのぶどう園では一番小さい規模かもしれない。