ベートーベン交響曲第9
昨晩、主人を誘ってサンフランシスコシンフォニーを聴きに行きました。
演目は、ベートーベンの第9。
指揮者は、SF交響楽団常任のマイケル・ティルトン・トーマス。
聞き慣れているカラヤン+ウィーンフィルの第9とはまた違った演奏でした。
ド素人の感想ですが、第2楽章がアップテンポで明るく華やかな感じ。ティンパニと金管が目立ってました。
一方、第3楽章は予想以上のアダジオ。
第4楽章はコーラス、4人のソロが光ってました。
20数年前にこのデイビースホールで第9を聴いた時には、観客の大半が正装で、蝶ネクタイの男性やロングドレスの女性をたくさん見かけました。ジーンズの人はほんの数人。しかも彼らはジャケットを着用していたし。
けれども昨晩の観客は、ほとんどが普段着。
ずいぶんと雰囲気が変わったものだと時の流れを感じました。
SFシンフォニーによるベートーベンの第9には、私にとってはエピソード付き。
実は20数年前に、主人の高校の同級生(女性)から「チケットが2枚あるから」と誘われたことがあったんです。
第9の大ファンの主人を誘いたかったのだと思うのだけれど、私を置いて、たとえ同級生でも他の女性と出かけるのはマズイのではないかと彼女も主人も考えて、結局、彼女は私を誘ってくれたのです。 主人はとっても残念な思いをしたことでしょう。
以来、私はずっとこのことが気になっていました。
もっと早くに気が付けばよかったのです。主人を第9に誘うことを。
でもNever too late。
昨年のクリスマスプレゼントとして、このコンサートを彼に贈りました。
彼には楽しんでもらえたかな?