どうして顧客が業者に怒鳴られなければならないの?

MickieG2008-02-29

通訳ブースの設営を委託した業者からインボイスが来た。
見積に入っていないチャージが400ドル分ほどある。
スケジュールや委託業務内容には変更が無いし、追加チャージがあると相談があったわけでもない。
問い合わせを出したら、担当した営業マンは既に会社を辞めていた。

サインした見積を業者に提示して、追加請求は無いはずと連絡しても応答がないばかりか、督促状ばかりが届く。追加経費の内訳がわからないので領収書を要求した。その回答に1ヶ月。航空券と追加の宿泊費だった。

航空券は私が購入して提供するという提案を断ってきたので、上限金額を設定することで合意してあった。その旨を記載した電子メールを保存してあったので証拠資料として使う。

追加の宿泊については、業者の都合で1泊延泊することになったもの。私の責任ではない。それに事前に発注者である私の了解も取っていない。この件に関しては、担当者とは業者側で延泊のコストを負担すると電話で話した時に合意を取り付けたのだが、その後、その合意内容を記したメールのやり取りをしなかった。どうせ追加コストにはこちらの了承が必要になるのだから、と思って文書でやり取りしなかったのだ。文書でやり取りしていないので、担当者が辞めてしまった今となっては、記録が残っていない。業者は延泊が必要になったのは私のせいだと言うし、私は延泊は業者の都合であり、追加コストの発生に関しても当方の了解を得ていないと主張。

結果的には私の言い分が通ったのだが、何としても気分が悪い。この業者は、あたかも私が踏み倒しているような言い方をする。でも、水増し請求して、見積にのっていない金額を請求しようとしたのは業者の方である。何で私が業者から怒鳴られなければならないの?

経理がしっかりしていないのは社内の引継ぎが悪かったからで、顧客である私に対してあれほど失礼な態度を取るなんて本当は許せないところである。怒鳴りたいのはこちらの方である。

この業者は、現場でも機材の不備があって通訳を受けられなかったセッションが発生し、会議参加者からクレームが出た。業者は不具合のある機材は交換すればよいと簡単に言う。しかし日本の顧客は不具合を出さないように万全の準備をしておくことを期待する。担当した営業は熱心だったけれど、会社そのものは品質やサービス管理に対するポリシーが全くなっていない。この業者はConference System Inc.という会社である。

早咲きの桜の一種は既に葉桜になっていた。